バレエの基本は真っ直ぐ立つこと

こんにちは、横浜で活動している

バレエトレーナーの猪野です

この前は長くなってしまったので

区切りましたが

今回は姿勢について書いていきたいと思います

さてこの写真では

一番左のAが正しい姿勢となるわけですが

ポイントとしては

頭のてっぺん、耳、骨盤を通り

丁度、すねの骨の真下

土踏まずよりやや後ろにラインが通っているのが

わかると思います

Bの絵は筋肉が働かず

重力に完全に負けている状態です

Cはいわゆるお腹を間違った方向に

引き上げてしまい

骨盤が後ろに傾いてしまっています

Dは腰を突き出しぎみで

重力を腰だけで支えているような状態です

自分がどの姿勢に当てはまるのであれ

この3つの姿勢には共通点があります

それが

腹筋が働いてないことです

もう一つの共通点が

首が前に出ることです

原因はなんであれ

大体首が前に出ます

逆にいうと首だけを後ろに戻そうとしても

大元の原因がそこに無いなら

無駄な努力になりかねません

いわゆる真っ直ぐとは

壁を背にして立ってみて

頭、肩、おしり、踵を全て

壁につけて立てれば真っ直ぐです

その時に腰と壁の間に

手のひら一枚入る隙間ができます

この真っ直ぐが感じたうえで

Aの姿勢ができるなら

自然と使われる腹筋ですが

それが出来てないというのであれば

少し必要な筋肉を先に鍛えましょう

腹筋というと6パックが有名ですが

姿勢というところではあまり役に立ちません

もちろん踊りの上で鍛えるのは大事ですが

話が逸れるのでそれはいずれ

で、ここで大事になるのが

腹横筋という筋肉です

この筋肉は腹筋の中で一番奥にあるため

背骨の姿勢維持にとても重要な

役割を果たします

いわゆるクランチでの腹筋は

腹横筋がメインではないので

なかなか効果が薄いです

0ではない、といったところでしょうか

一番有名なのが

ドローインでしょうか

ドローインは今さら書かなくても

検索すればわんさか出てきますので

まずここからやってみてください

骨盤を立てるとか

色々と言われたりすることが

あると思いますが

筋肉が使えないなら

骨盤を立てるのは

難しいです

誰かに見てもらえれば

その場ではできるかもしれません

しかし、姿勢の上で

その骨盤が立ち続けられないなら

元の木阿弥です

結局、鍛えましょう

ということになります

赤ちゃんだってハイハイして

必要な筋肉を鍛えてから

立ち上がるのです

それでは、皆さん

まずは息を吐いてお腹へこましての

ドローインからやってみてください

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。