プリマバレリーナのやることが常に正しいわけではない

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーナーの猪野です

バレエに憧れ、
バレリーナになりたいと願うとき
そこには大抵第一線で活躍する
プリマバレリーナのイメージがあると
思います

あんな風になりたいという気持ちは
とても素敵です

プリマがどんな生活をしてるのか
見たり聴いたりして
真似する人も多いでしょう

でも、上達のために
やってほしくないこともあります

それが
普段の生活でターンアウトすること、です
そして、そのまま歩くことです

確かに普段からガニ股というか
ターンアウトしたまま歩いている
バレエダンサーはいるのです

ただあれは人間の歩行という所からは
非常に効率が悪いのです

ターンアウトせずにパラレルのまま歩くことは
つまり普通に歩くのは
体の発達や膝を傷めないためにも
とても重要です

さらに言うと
プリマの真似をして
外股であるいても
アンディオールはできるようになりません

外ももが張ってくるだけです

バレエでターンアウトの筋肉が大事といっても
ターンインの筋肉が
どうでもいいわけではありません

パラレルで歩行するというのは
そのバランスをとるのに
とても大事なのです

これは個人的な見解ですが
実際にプリマがあの歩き方をするのは
元々、股関節がターンアウトしやすくて
自然とそのように歩いてしまう、
ということだと思います

バレエをしていなかったら
ただのハンディキャップと言えるくらい
不利なことをしてるのです

それをわざわざ真似することはありません

ターンアウトはあくまでも
踊りの中で使いましょう

そのほうがバレエは上達します

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。