プロにおける怪我をしないことの優位性

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーナーの猪野です

上達のために練習していれば
怪我のリスクはつきものです

トレーニングはそのリスクを減らせます
正しくやればさらに
踊りの上達の助けにもなります

プロを目指していれば
テクニックができる、踊れる
というのは当たり前なので
そのレベルに達するために
練習は頑張る必要があります

でも踊れるだけじゃ
プロは務まらないことは
ご存知でしょうか?

以前に乾直樹さんにエリザベート
お話を聞いたとき
公演回数が100回だったそうです
すごいですよね

そこそこのバレエ団でも
胡桃割り人形は
12月は毎日やったりしますし
その合間をぬって
次の公演のリハーサルをやっています

吐き気がするほどハードスケジュールです
実際に吐き気を感じることもあります

そんな状況だと
踊れるだけのダンサーは
怪我をして抜けていきます
当然です、耐えられるわけがありません

バレエ団に入ることだけに
躍起になって
そして、仮に入れたとしても
踊り続けるのは
ほぼ不可能です

バレエ団に入ってから鍛えよう
では遅いです
リハーサル続きで
そんな暇はありません

もし、トレーニングをきちんとやって
自分の怪我のリスクを
限りなく低くしていたら
どうなるでしょうか

仮に役で選ばれてなくても
役の子が怪我をすれば
チャンスは自分に回ってきます

その時に自分も怪我をしてます
では話にならないでしょう

怪我なく踊り続ければ
そんなチャンスは
必ず何回か回ってきます

それをものに出来れば
厳しいプロの世界でも
生きていく道が開かれます

穴を空けない
というのはプロの世界で
最重要項目です

自分は穴を空けずに
踊り続ける強さをもってるのか
ただ怪我をしないことが
どれほど有利なことか
今一度考えてみましょう

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。