レッスンのどこまでが「踊り」なのか

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

 

今回は、北海道でフィギアスケーターやダンサーのトレーニング指導をされている森脇さんのブログのオマージュですので。まずはこちらのブログをご覧ください。

 

その中で、「踊る時」という言葉がありますが、皆さんは何が踊りだと考えているでしょうか?それはバレエをやっている時でしょ?とは思うでしょうが、バーなのか、センターなのか、リハーサルなのか、本番なのか?実は細かくみるとバレエにも段階があるわけです。

 

この線の引き方は先生や生徒によって変わってきます。バーレッスンで「もっと踊って!」と言われることもありますし、バリエーションの時に「もっとお腹に力を入れて!」と言われることもありますのでそこまで厳密ではありません。

 

なので私の場合の線の引き方はバリエーションやコールドのリハーサルや本番は踊る時、バーやセンターはトレーニングという位置づけにすることが多いです。

 

皆さんは上達の為に練習すべき課題というものがあると思いますが、それが筋肉を鍛えることで解決しそうなことなら、バーを音楽を使った筋トレと捉えても問題ないでしょうし、それが踊り方の問題ならば、バーを踊りと捉えて練習するべきだと私は考えます。

 

ただ、私個人の見解はバーレッスンは筋トレ感が強い場合が多いです。一番バレエの動きに沿った筋トレとして使いやすく、バーを持って良いというアドバンテージは多少バランスなどが崩れても身体に意識を保っておきやすいからです。

 

その上で何も考えずにセンターが出来たら、それはバーでの筋トレが上手くいったと考えます。センターはちょうど、バーでの筋トレをバリエーションでの踊りに繋げる橋渡しのような位置づけでもあります。

 

実際にバリエーションになったら、何も考えません。それで出来なかったらそれまでのレッスンが上手くいってなかったか、まだレベルが足りないか、などを考えればいいからです。

 

このようにある程度レッスンの中での線が引けると、森脇さんのブログに書かれている「やるべきこと」がもう少し細かく見えてきます。つまり、踊りの練習も筋トレもレッスンの捉え方で変えることが出来るということです。

 

基本的な私の結論は森脇さんと同じです。やるべきことに集中せよ、ですが、自分に足りないものがあったとき、それがレッスンのどの場面で一番上達させることが出来るのかを考えて、効率の良い段階での「やるべきこと」を見つけてみましょう。

 

 

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。