首を真っすぐにつけて回ってみよう

 

みなさん、こんにちは。新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

ピルエットで首が付かない(スポット)というのはお悩みがあります。回り始めた子供や大人バレリーナに割と多く相談を受ける印象です、個人的には。

 

首をわざわざつけるというのはダンスならではの悩みで、フィギュアスケートなんかは首をつけるとむしろ怒られたりします。

 

さて、ピルエットにおいては首をつけると回りにくいとか回れなくなるということをよく相談されます。バレエを考えずに言ってしまうと、ピルエットなどで回る時には首をつけないほうが回れる事が多いです。なぜかというと、首を無理してつけると人体の中で1番重いのに加えて、頂上に位置する頭が回転軸からズレてしまいやすいです。そうすると、回っている最中にバランスを見失ってしまうので、首をつけると回れない、ということに陥ってしまうわけです。

 

そんな事を言っても、バレエを踊る以上は美学としても首をつける事を求められるので練習しなくてはいけません。ここでアンクルトレーニングを使った練習を紹介します。

方法は簡単です。ウェイト2つに折って頭に乗せて首をつける練習をするだけです。正直、あまりいい見本という感じではないですが、動画で説明しています。コンセプトが分かれば簡単に練習出来るはずです。


まずは首をつけずに回ってみます。これで落ちなかったら、首をつけて回ってみましょう。この段階でウェイトが落ちるのであれば回る時に頭が傾いているということです。

このトレーニングのポイントは頭の位置を自分で認識した上で、首つける練習をするということです。これが無いのに首の練習ばかりしても、気が付かないうちに首を傾けて回る練習をするという悪い癖をつけてしまうかもしれないからです。

 

先生に見てもらうことが1番ではありますが、自主練としてはとても有効な方法だと思います。もちろん、これが出来からといって回れるとは限りません。上半身の強さやらコーディネーションやらを身につけている事も大事だからです。首が上手くいかないのは、他が弱いためにどうしようもないからかもしれないわけです。それでも、苦手を一つ克服しておくのは上達のためには意味のあることではないでしょうか?

 

 

ということで、その上半身の強さのための今年最後の引き上げワークショップを1230日に行います。スタジオの狭さ故に4名限定ですので、興味のある方はお早めにどうぞ。各回残り1名となっております。定員後はキャンセル待ちとなります。

今年最後のワークショップは引き上げ(強い上半身)です。やはりトレーニングをしていて思うのは強い上半身がないと、ターンアウトをはじめとするバレエテクニックが鍛えようにも上手くいかないということです。今年最後に上半身で悩まない強さを手に入れませんか?

今回は12月30日(土)です。場所は新宿スタジオです。

今回は最後ということで10時スタートと12時スタートの2コマをご用意しております。

 

 

 

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今回は実験的な試みなので、料金などはかなり低めにしようと思っております。
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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。