無理なターンアウトが全てを崩す

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

 

バレエをしているとなるべく180度を目指してターンアウトをしたいわけですが、無理をしてでも開こうとはしていませんか?

 

ターンアウトはつま先が真横になっていればいいわけではないのですから、無理は禁物です。

 

5番が大変なら3番で練習するくらいの潔さみたいなものがないと色々と問題が起きてくるのです。

 

無理なターンアウトをしていることで起きてきた弊害で私がクライアントさんを通して実際にみてきた例をざっと考えてみると、

 

外反母趾

内反小指

О脚

Ⅹ脚

前腿ばかりが太い

センターで立てない

ルルベでバランスが出来ない

ポアントで立てない

飛べない

回れない

膝が伸びない

 

お尻が固い

腰が痛い

あばらが閉じない

肩が上がる

猫背になる

反り腰になる

お腹が使えない

首が前に出る

 

もっとありますが、パッと考えてこんな感じでしょうか。

一見すると、矛盾するようなものが同時に入ってますがターンアウトの無理の仕方にもタイプがあるのでこんな感じになります。

 

首とか関係あるの?と思われるかもしれませんが、あります。なぜなら身体の中心に位置する骨盤が無理なターンアウトで崩れるのです。その影響は背骨を伝わって首にも来ます。

 

ターンアウトは踊りの基礎としてあるべきものなのですが、無理をして開けばいいというものではありません。どんな踊りやスポーツにおいても基礎はその先の上達の為の土台になるものです。当然ですよね。

 

だから、ターンアウトもそうあるべきなのに上に書いたような事が自分の身に起こっていたら、基礎であるべきターンアウトがほとんど役にたっていない可能性があります。

 

皆さんは上に書かれていることが「ターンアウトが出来ない」から起こっていると考えて頑張っていませんか?違います、逆です。ターンアウトが出来ないと思って、「ターンアウトで無理をする」から起こるのです。

 

「力を入れてとにかく開く」でなく、冷静にみてちゃんと踊りやすくなっているのかを分析してみてください。変な脚やバランスになっていないかちょっと照らし合わせてみてくださいね。

 

 

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。