土踏まずを潰してしまう人はまず骨で立とう

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です

土踏まずのアーチを
潰して立つ人って多いですよね
特に無理してターンアウトする人は
どうしても潰して立ってしまいます。

足のアーチというのは
土踏まずが目立ちはしますが
全部で3つです
外側、内側、横の
3つにあります

足をきちんと使う上で
この3つのアーチを効率よく使う必要が
ありますが
どうすれば良いかというのは
レッスンではなかなか説明は
難しいでしょう

私はトレーニングの時
足を2階建てといって説明します。

これは右足を後ろから見た写真です

多くの人のイメージでは
スネの骨に対して
真下にありそうな、かかとですが
見ての通り
実は小指側に結構寄ってます
親指側が空洞みたいになるため
土踏まず側に高いアーチがあるわけです

スネからの重さを
距骨という骨が受け止め
最終的にかかと側が
地面と直接身体を支える役割を
担います

上から見ると
骨の繋がりとして
1番底のかかとから
小指、薬指がはえて
その1つ上の階の距骨から
親指、人差し指、中指がはえます

つまり、小指、薬指は1階
親指、人差し指、中指は2階
という構造になるのです

アテールで立つ場合
1階部分で押せることによって
筋肉を使うことなく
骨で楽に立てるわけなのです

特に無理なターンアウトで
土踏まずを潰してしまうと
2階部分をわざわざ1階に潰して立つ
という非常に効率の悪いことを
することになるのです

ここで注意したいのが
だからと言って
小指側に体重が逃げればいい
わけではない
ということです。

大事なのは
骨のラインで押す
小指、薬指のラインで押す
ということです

ただ外に逃がすと捻挫します

2階はいつ使うかと言えば
もちろんルルベの時です

アテールで1階
ルルベは2階
で使えると効率的に足を使えます

上手く立つために
一度骨で押すことを
考えてはいかがでしょうか?

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。