ポジションを作る程度で力なんか入れたくない

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレリィーノトレーニングディレクターの猪野です。

皆さんは5番ポジションとか作る時に力を入れすぎてませんか?

ポジションは楽に作りたい

バレエに限らずあらゆるダンス、スポーツには決まった型というものがあります。これはその競技に合わせて効率のよい構えや動きを作るためのものです。

例えば野球のバッターで考えたときに、構えやポジションをとるその目的は自分の思い通りにボールを打ったりするための準備にあるわけです。

つまり最初のゴールは構えを取ることではなく、ボールを打つことですよね。

 

バレエのポジションも踊りの動きを良く見せたり美しくするための準備になるべきなのです。ところが、いざバーレッスンが始まるとポジションを作るために体中に力が入ってしまって、踊りが物凄く固くなる子がいます。

それはもしかしたら、振りが覚えてないからかもしれないし、やっているパが自分に合ってないからかもしれません。しかし、もしそれがポジションを作る為に力んでいるのならそれはターンアウトをしたりとか、5番を深くしたりするために無駄なエネルギーを使いすぎています。

 

5番ポジションはスタートです。踊りをより良くするための準備です。ターンアウトをもっと開きたいという気持ちはわかりますが、それで踊れないなら意味がありません。

180度を開くのは大抵の人間には無理ですが、ターンアウトをすること自体にはそんなに大きなエネルギーがいるわけではありません。もし、どんなに力を入れてみても開かないと感じるならば、それは自分が出来るターンアウトの幅を超えて無理をしているからです。

 

私のトレーニングに来てくれる方も、自分が無理のない範囲で出来るターンアウトの狭さを知ると戦慄される方が多いですが(大人は特に)無理せずに立ってみるとセンターが驚くほど安定します。無理をしても怪我するだけなので、自分の可動範囲を知った上で、少しづつ開くようにしていくのがレッスンの目的の1つです。無理に開けば必要な筋肉が発達しないので、いつまでも成長を感じないままレッスンを続ける羽目になります。

 

ポジションは常に踊りの為にあるのです。ポジションの為に踊りがあるわけではないことをしっかり自覚したいですね。

 

 

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    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。