ダンサーが腰が痛いとマッサージに行っても無駄に終わるわけ

 
 
 
 
こんにちは、新宿、横浜で活動している
 
バレエトレーニングディレクターの猪野です
 
 
 
「腰が痛いのでマッサージいきましたが
 
良くなりませんでした」
 
みたいな話をクライアントか聞きました
 
 
 
マッサージを
 
否定するわけではないのですが
 
腰が痛くなった原因を
 
何1つ考えることなく
 
バレエのことを何も知らない
 
「もみほぐし」やらに
 
治してって言っても  
 
多分無理です

  

まず知っておいてほしいのが

「マッサージ」という言葉を使えるのは

按摩マッサージの国家資格を取った場合です

そのほかのスポーツマッサージ

もみほぐしというのは

法的にはかなりのグレーゾーンで

資格がなくても出来ます



国家資格があるから安心


というほど単純な話ではありませんが


最低限勉強した証ではあります




だから一口にマッサージといっても


本当にピンキリなんで


気を付けてください 




 
そうすると、当然

治ることもありますが

 
治らなかった時に
 
何故なのかを考える必要があります
 
 


腕が悪かった?
 
それはあるかもしれません



 
良くある大きな原因は
 
腰が痛いけど
 
原因が腰じゃないのに施術が腰ばかり、
 
ということがあります





 
腰が痛いときは
 
確かに腰は張ったりします
 



でもそれが
 
ポアントでの立ち方の悪さとか
 
ジャンプのプリエがしっかりしてないとか
 
そうすると腰だけ緩めても
 
あんまり変わらないですよね?
 


もしかしたら、腰痛の原因は
 
足首かもしれないわけです

このまえクライアントから

聞いた話のときは

「肩こりから来てますね」

と言われ、肩をほぐしたそうです

それで良くなったかを尋ねたら

変わらなかったと(笑)


じゃあ、たぶんそれじゃないですよね




 
マッサージの人も
 
デスクワークしてるだけの人で
 
腰が痛いのなら
 
緩めればとりあえず
 
楽にはなるかもしれませんが
 
踊りで腰が痛い人は
 
そうもいかないと思います

踊りで腰が痛いのに

肩凝ってますって

ホントか?って思いませんか?





踊りはコンタクトスポーツではないので
 
乱暴に言えば
 
勝手に踊っていて
 
勝手に怪我をするのです
 
多くの場合。
 



 
だったら直す場所は
 
腰痛だからって
 
腰とは限りません
 
 
 
良く考えれば
 
本当は気付いているはずです
 
 
右だけ立ちにくいとか
 
左だけ回れないとか
 



そういうところから
 
何故なのかを見直していきましょう

原因は必ず踊りの中にありますよ



わからなかったら先生やトレーナーに


聞きましょうね



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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。