ダンサーに必要なのは結局スタミナか

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です。

普段週4,5回レッスンを受けるだけなら
体調の管理は特に難しくありません。

その状態ならば
そのダンサーのスキルのことは別として
テクニックがブレることも少ないですし
コンスタントに回れたり飛べたりするのも
問題ないでしょう

ということをずーっと繰り返していくと
発表会とか、コンクールとか
オーディションとか公演で
問題になってくることがあるのです
何かわかりますか?

普段の練習では
身体のコンディションがいい状態で
踊っていて、その前提に
テクニックが成り立っているのです。

ところが、本番前には
疲労でこの前提が崩れてしまうのです

プロは仕方ないですが
生徒レベルでも発表会などでは
練習量が尻上がりなので
ある意味、疲労ピークの状態で
本番を迎えることになります

普段練習してない状態で
本番を迎えるのですから
実力を発揮できる人間は少なくなるでしょう

とすると、ダンサーの仕事は
舞台で踊ることですから
疲労がピークでも
調子の波を抑える必要があります

疲労で調子を落とすのであれば
一番有効な方法がスタミナをつける、です
それはレッスンの強度を調整することでもできますし
エクササイズも非常に有効です。

日本だと、つい根性などの精神論を
突然本番前に出してきて
頑張らせようとしますが
順番が違います

まずスタミナをしっかりつけてから
その上で心を支えるのが根性です

本番前にいつも調子を落としてしまう人は
精神的なものもあるでしょうが
まずは身体を鍛えてスタミナをつけては
いかがでしょうか?

そうすると、驚くほど
舞台が楽になりますよ

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。