大人バレリーナのカンブレ、ケーススタディ

 
こんにちは、新宿、横浜で活動している
 
バレエトレーニングディレクターの猪野です
 
 
 
背中が固くてカンブレできない!
 
という相談を受けました
 
 
 
背中の柔軟性はもちろん大事ですが
 
大人の人の場合
 
カンブレのやり方そのものから
 
見直す必要がある場合も
 
少なくありません
 
 
 
というわけで
 
今回相談を受けたクライアントの方に
 
まずはパラレルで
 
カンブレしてもらいました
 
 
 
 
これを見てみると
 
背中の固さ以前に
 
骨盤が前にいってしまっています
 


これだと後ろに反るどころではないので
 
骨盤が前に逃げていることを
 
指摘すると
 
本人は気付いていませんでした
 
 
 
それで撮った写真を見せると
 

自分でイメージしていたカンブレの違いを

認識した様子でした

 
 
 
 
そこでお腹が抜けないように
 
エクササイズなどをして
 
その後にカンブレしてもらうと
 
だいぶ良くなりました
 
 
本人としては
 
脚を強く使うとできる感じが
 
するとのことでした
 
 
この自分で出来る時にある感覚が
 
覚えられると
 
その後は問題なく再現出来るので
 
これを得られるかが
 
トレーニングではとても大事に
 
なってきます
 
 
 
 
その後に1番でやってもらうと
 
本人としても
 
だいぶ感覚が掴めたようです
 
 
 
まだ背中の固さは残りますが
 
バレエで大事なのは
 
まず身体のラインです


パラレルで比べるとこんな感じ
 

 
 
脚が上がるとか、
 
身体が曲がるとかより前に
 
美しいラインを出す努力から
 
始めると
 
大人の方も怪我も少なく
 
綺麗に踊れるように
 
なるのではないかと思います
 
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    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。