怪我した意味を考える

こんにちは、バレエトレーナーの猪野です

皆さんは、踊っていて怪我したことはありますか?

怪我をすると、練習そのものができなくなりますから

辛いですよね

沢山の不安もあると思います

またやっちゃったらどうしよう、

いつも、同じところばっかり、

本番があるのに・・・・、

色々なことが頭をよぎると思います

私も、膝の靭帯を本番中に切ってしまった時は

目の前が真っ暗になったのを覚えています

プロはもう無理なのではないか・・・、

周りがどんどん上達している中で

自分は膝を伸ばすだけの練習をしている・・・。

涙がこらえきれなかった辛い思い出ではあります

しかし、長いリハビリの中で最終的に心に芽生えたのは

この怪我をした意味は何だろう?

ということでした。

そこに思い至ると、自分は心のどこかで

自分は怪我なく踊っていける人間だ、

という根拠のない考えがあることに気が付きました

そこから、解剖学、生理学を学び

機能解剖学の専攻で大学も卒業することができました。

もし、あの怪我がなかったら

ここまで本気で体を勉強しなかったのではないかと思います

今、そのおかげで他人の怪我を頭ではなく

心で理解できるようになったと思います

さらに誰にも怪我をしてほしくないとも強く思います

起こってしまったことは変えられません

ですが、それをどう受け止めるかは自分次第です

ただ、運が悪い事故だったのか、それとも

自分の体を理解するためのきっかけだったのか

自分を心配してくれる人がいることにも

気が付けるかもしれませんし、

新しい自分の可能性が見えるかもしれません

怪我というのは悪い側面ばかりに

目がいきますが、

それは結局自分次第なのかもしれません

どうか、怪我という出来事に流されて

悪い方にだけ考えないで下さい

怪我をしたことの意味をもう一度考えてみてください

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。