こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーナーの猪野です
トレーニングに来てくれる方に
１番ポジションを見せてもらうと
かなり無理をしてターンアウトする方が
非常に多く見られます
その時にお伝えしている
１番ポジションの作り方を
今回は書きたいと思います
前にも似たような記事を書きましたが
今回は作り方です
前にも書きましたが悪い例として
ターンアウトをプリエから作るのは
絶対にＮＧです
こういう作り方をしてる方が多いです
まず、プリエして片方をターンアウト
そのあとにもう片方をターンアウトして
そこから膝を伸ばすというやり方です
赤丸が付いている所が
外反母趾気味になっているのがわかりますでしょうか
これは必ず膝も痛めます
外反母趾や土踏まずが潰れるとか
ターンアウトがいつまでも上達しないのは
このような使い方をしてるのが
大きな原因の一つとしてあります
まず１番を作るときは
6番から膝を伸ばしたまま
膝とつま先を同じだけ外に向けて
１番を作ってください
写真を撮り損ねましたが
そこから踵を戻してパラレルを作ります
この時のパラレルは膝が離れますね
１番における両足のつま先の距離を維持したままパラレルにします
今度はそこから
踵を前に押し出すように
もう一度、１番を作ります
こうすることで内転筋と外旋６筋が
使いやすくなります
ちなみにこの踵を前に押し出すように感覚で
タンジュやデガジェなどの動きをしていくことで
ターンアウトが強くなっていきます
このやり方をすると
自分がどれだけターンアウトが出来ていないか
戦慄することと思います
さらに非常にやりにくく感じると思います
しかし、それが現状です
この現状を無視して
土踏まずを潰しながら、膝を捻じりながら
練習しても上達はしません
無理のないターンアウトをすれば
踊っていても痛くなることは少なくなります
それがあるからレッスンの数を増やすことにも
意味が出てくるのです
とにかくプリエを先にしたターンアウトだけは
今すぐに止めることをお勧めします
そのターンアウトは
本当に意味がないですよ
