みんながやるストレッチは正しい事?

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

今日は「周りの人間と同じストレッチばかりしているとバレエの上達には損かも」というお話です。

 

人間はつい多数がやっていることを正しいと思いがちです。

 

皆さんは何か新しいことを始めようとした時に、わざわざそれを否定される経験をしたことはありませんか?

 

バレエでプロを目指すとか、趣味でバレエを始めるとかも実際の所、勇気の必要な行動です。

一般の多くの人はバレエをやりませんから、そこを敢えてやるという行動は凄いことなんですよ。

 

 

多数が正しいという場合もありますが、だからといって多数である事が正しさの根拠にはなりません。

 

日本ではストレッチにまだかなりの価値が置かれていますが、オーストラリアバレエ団では科学的な研究に基づいて、ストレッチをやめてエクササイズをしていく方向に向かっているそうです。

Why The Australian Ballet dancers quit stretching

私のFacebookページに大まかに翻訳したものを載せてありますので、英語を読むのが大変すぎたらこっちを読んでみてください。

翻訳はこちら

 

これってバレエではストレッチする事が当たり前になっている多くの日本のバレエ教室だと、すごく疑いたくなるような内容ではないでしょうか。

でも、実際に科学的に検証し、エクササイズを導入する事で怪我人が減り、怪我が原因での退団も減っています。

 

単なる経験則としてストレッチが必要だと思っていたけども、調べてみたらもっといい方法があって、それが今回はエクササイズでした。そんな発見をオーストラリアバレエ団は発表してくれています。

 

 

そんな発見があれば試してみる価値はあると思います。

 

これはプロバレエ団の話ですから、「身体が子供の場合は話が違う。やはりストレッチは必要だ」との反論もあるかもしれません。その場合には子供の対してのストレッチが効果的であるという事を示した論文なり研究なりをぜひご紹介ください。主観による反論は水掛け論になるので私は好きではありません。

 

オーストラリアバレエ団の研究は数字で怪我の発生率などを示しているわけですから、その反論には同じように数字を用いたデータの提示をなるべくお願いします。もちろん解釈の違いについての意見交換なども多くの人と出来るといいですね。

 

 

話が逸れましたが、このような研究を知ってエクササイズをしようと決めても中々始められない状況が存在します。

教室での雰囲気です。

は?と思うかもしれませんが、これが凄い影響力があります。

 

 

つまり、みんなストレッチばかりしていてエクササイズなんかしてなかったりする、という雰囲気です。

みんながエクササイズをやっているなら良いのですが、そうでない状態の中でエクササイズをするというのは結構勇気が要るものです。逆も然りです。

 

私も専門ではないのですが心理学の世界ではこれを、「社会的証明」といっていたと記憶しています。

 

これは人間は多数がやっている行動に流されやすいという法則性です。

 

 

例えば、都会の街中で死にかけて倒れている人がいるのに通行人の誰もが救急車も呼ばずに放置した結果、その人が亡くなってしまう。

みたいな話を聞いたことはありませんか?

これは周りの通行人が倒れている人を放置しているという行動を大多数の人間がやっているから自分もそれに従ってしまって起きる現象です。

 

 

これが社会的証明です。

 

 

別に都会の人が冷たいのではなく、多数の行動を真似して同じことをしてしまうというものです。

 

 

ですからこの法則に当てはめると多くの人間がストレッチをしている教室でエクササイズをするというのはかなりの勇気が必要なんです。

 

上記の通り、死にかけている人を簡単に見殺しにするくらいの強制力をこの社会的証明はもっているので、みんなと違うことをするというのは大変です。

でも、「みんながやっているから正しいとは限らない」という事は理解して頂けるのではないかと思います。みんなが助けないから見殺しにしていいわけはないですから。

 

 

教室の先生が先頭に立ってエクササイズを推奨すれば特に難しくないですが、常に勉強していてこういうのは素早く取り入れる先生って残念ながらまだ少ないです。

 

 

インスタグラムとかYouTubeとか根拠のよく分からないバレエ練習法は多くの人がいいねを押していたりするのでやりたくなるのです。怖いですね。

 

しかし、もしオーストリアバレエ団の発表のようなある程度信頼性がある情報を手に入れたら、試してみる勇気を持って欲しいと思います。

 

 

周りの多くの人間がストレッチをしているのは他を真似しているだけかもしれなくて、あなたがエクササイズをする事に何の感情もないかもしれないのです。

 

だから気にしなくても大丈夫。何だか気がひけるのはただの心理的な行動バイアスですから問題ないです。

 

逆にそのエクササイズをみた人がそれを真似していったら今度はエクササイズしやすい環境になっていきます。

 

さらにエクササイズに効果があると分かれば、それはバレエ界全体に広がっていきます。

 

 

ストレッチの代わりにエクササイズというのは実際の根拠がある話なので、1人1人がエクササイズの有効性を感じてもらえればそうなる可能性は高いと考えています。

 

もし皆さんが信頼性のありそうな情報を手に入れたら、他にやっている人がいなくても勇気を持って試してみてください。

 

自分の意思でバレエを始めたあなたならきっと出来るはず。

 

 

多数に流されることなく自分にとっての本当に上達する練習は何なのかを考えいって欲しいと思います。

 

最近は海外最先端の情報がいつでも見られるようになりました。多くが英語という言葉の壁はありますが、私もなるべく多くの良い情報を発信していきます。

 

 

 

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。